危険な夢と言われてもスリルのためにすべてを俺は賭けてもいい 金塊はルパンを呼ぶ 忍者ブログ
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 歴代第1話の中で最高の作品だと思います。これは前2シリーズでルパンたちのキャラクターが浸透して、自己紹介の必要がなくなったからでしょうね。一応メンバー全員に見せ場があって、お披露目的な要素はあるものの、3話目でも10話目でもおかしくない内容です。

   【活躍度】
ル:B 次:B 五:B 不:B 銭:B



   【あらすじ】

 暗黒街の帝王アル・カポネがアルカトラズ島で服役中に焼いた5枚のタイルには、金の延べ棒のありかが記されていた。そのうち3枚を持つ不二子は、中国マフィア・陳怪が持つ残りの2枚を手に入れるためにルパンをサンフランシスコに呼び出す。二人で市中をドライブしていたが、そこにパトカーの大群を引き連れた銭形が現れた。銭形の手からは逃げ切るものの、どさくさにまぎれて不二子が陳怪にさらわれ、ルパンまでもスターモーと名乗る男に拉致される。ルパンは次元の助けで逃げ出すことができたが、タイルはスターモーに奪われてしまった。

 スターモーは陳怪と手を組み、手に入れたばかりのタイルを提供する。だが陳怪もタイルを3枚持っていたため、タイルはあわせて6枚に。そのうちの1枚だけが「北」と彫られている。事情が飲み込めない二人は、不二子を裸にして水を張ったたて穴に落とし、感電させると脅す。耐えかねた不二子は「北」の1枚だけが本物だと話したが、残りのタイルの行方については口を割らなかった。あわやこれまでかと思われたところで、五右エ門の助けが入り、不二子は難を逃れる。ルパンと次元は路面電車で強行突入し、不二子たちと合流。タイルを回収し、スターモーたちをたて穴に突き落として、悠々と去って行った。

 アルカトラズ島に乗り込むルパンたち。廃墟と化したカポネの独房の片隅に、問題のタイルが埋め込まれているのを発見する。さっそくタイルをはがしにかかるルパンたちだが、そこにスターモーたちが追い付いてくる。だがルパンたちは難なく独房を脱出し、逆にスターモー達を「ねずみの穴」と呼ばれる脱走防止用の落とし穴に閉じ込めてしまう。スターモーは穴を這い上がって銃を構えるが、次元のかえりうちにあい、穴に逆戻り。

 ルパンを追ってきた銭形もうまくあしらい、ルパンたちはアルカトラズ島をあとにする。タイルの示す延べ棒のありかは「金門橋の北側」。夜明けの太陽が昇る中、ルパンたちは海中に潜り、眩いばかりの延べ棒を見つけるのだった。



   【小ネタ】

・原作サンフランシスコ編のアニメ化。TVSP「アルカトラズ・コネクション」もサンフランシスコ編からネタを借りているそうですが、このエピソードの方が圧倒的に好きです。

・2ndから見ると、かなり写実的な印象。でもアクロバティックな動きは健在、というより磨きがかかっているのが嬉しいですね。この頃の絵柄がルパン作品の中でも一番好みなので、見ているだけでも幸せです。

・カポネの最期。「あとの4枚のありかはどこなんだ!?」「あとの4枚は・・・」絶命。なんというテンプレ通り。

・サンフランシスコ警察に発破をかけるとっつぁん。演説うまいですよねえ。銃を持った輩が乱入してきて、不二子が連れ去られても我関せずで、ルパンに手錠をかけてます。パースリも警部殿は変わらないことで。

・スターモーの声、どこかで聞き覚えがあると思ったらサザエさんのアナゴさんだ。随分ワイルドなので気づきませんでした。

・網でとらえられて不安そうに瞬く不二子ちゃんがめっちゃ美人。

・スターモーは声の印象もあってかそれなりにやり手に見えますが、ルパンの方が十枚も二十枚も上手でしたね。当たった相手が悪かったか。押されているように見せてことごとく2倍返ししているルパンの手際のよさは、誇張でなく神業。

・しょっぱなから容赦なくひん剥かれている不二子ちゃん。相変わらずかっこいい胸ですね(自重しろと)

・どうやら不二子ちゃんは2枚のタイルが偽物だと知っていて持っていたご様子。それも不思議な話ですなあ。

・閉じ込められたたて穴に蛇を放り込まれそうになった不二子ちゃんは、恥も外聞もなく大絶叫です。わかります、その気持ち。案外不二子ちゃんは表情が崩れるシーンが多いですよね。

・パースリごえの初セリフは「くだらぬ殺生はせぬ。みね打ちじゃ」脚本家さんよくわかってますね~(嬉)

・そして不二子ちゃんを引き上げる五右エ門。このシーンのゴエの笑顔、きゅんきゅんしちゃうくらいかっこよくてかわいくて・・・停止ボタンで画面にはりついてます(笑)当たり前のように不二子ちゃんがゴエの肩に腕を乗せるのもいいですね。姉弟って感じ。こんな頼もしい弟持ったらお姉ちゃん幸せだなあ。

・「なんでカポネは1枚だけタイルを持ち帰ったの?」とか「なんで偽物が途中で紛れ込んだの?」とか「そんな隠し場所だったらとっくに見つかっていていいんじゃない?」とか色々と疑問はわきますが、無事残りのタイルを入手。いつもの通りタイル剥がしのような地道な作業をするのはルパンと次元。あとでゴエが一発で剥がしていますが、最初からゴエがやっていればいいのに。斬鉄剣をこんなことに使えん!とでも駄々をこねたか。パースリゴエはあんまりそういうこと言わなそうですが。

・トリオが順番に追手の人数あて。全員気配に聡そうですが、やっぱりここでもルパンが決めてくれています。表情を崩すゴエが新鮮。

・「ねずみの穴」って言葉は初めて知りました。こういう舞台装置を生かした作戦は楽しいですね。

・スターモーを返り討ちにして、「一丁上がり」と銃で帽子を上げる次元さん。そんなことしちゃって帽子焦げないのかなと疑問を感じつつも、イケメンっぷりに乾杯したいです。スターモーの方がインパクトあるんじゃない?というくらい、出番の少ない次元さんですが、それを忘れさせるようなシーンです。

・ルパンが無口な時点で罠だと気付きましょうよ、銭さん。ルパン風船が見る見るうちにお相撲さん化していくのがおかしい。銭さんは半ばやけっぱちです。

・他の3人が潜水している間も、一人座禅を組んで「夜明けか。美しい」と至ってマイペースなゴエ。1stも2ndもパースリも、この気ままさは変わりませんね。そしてなぜあんな高いところに行く必要があったのか。

・敵のビッグさでいうと陳怪の方が上?スターモーの方が目立っていましたが。陳怪は2ndコナイゾー警部の富田さん。ナレーションはなんと風魔の次元でした。



   【基本情報&データ】
脚本         :大和屋竺
コンテ・演出   :青木悠三
作画監督     :荒木伸吾
ゲスト声優    :富田耕生(陳怪)
           若本紀昭(スターモー)
           平林尚三(アル・カポネ)
           銀河万丈(ナレーション)
           笹岡繁蔵
目当て       :カポネのタイル
チーム       :ルパン&不二子、ファミリー
不二子の裏切り:なし

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